新型コロナウイルス感染症経口治療薬ラゲブリオについて

当院でも新型コロナウイルス感染症陽性の患者様で、医師が適応と判断した方に対してはラゲブリオを処方する方針といたしました。詳細は下記発熱外来ページをご参照ください。

以下、同内容を転記いたします。

新型コロナウイルス感染症経口治療薬ラゲブリオについて

ラゲブリオ®とは?

ラゲブリオ®は日本国内で初めて承認された、新型コロナウイルス感染症の経口治療薬(抗ウイルス薬)です。作用機序はRNAポリメラーゼ阻害薬といわれるもので、新型コロナウイルスRNAの配列に変異を導入することで、ウイルスの増殖を阻害することができます。飲み方は、1回800mg(4カプセル)を1日2回5日間服用します。治療効果としては、1つ以上の重症化リスク因子を有する患者が、症状発現から5日以内に内服した際に、内服開始後29日目までの入院と死亡リスクを30%減少させることができるという結果が出ています。

ラゲブリオ®はどんな人が飲むの?

ラゲブリオ®は2022年2月1日時点で、すべての方が服用できる薬ではありません。新型コロナウイルス感染症患者のうち、重症化のリスクが高く、医師に内服が必要と判断された方のみ内服することができます。内服対象となる基準は以下の通りです。

基本基準(以下のすべてを満たす必要あり)
・投与時点で発症から5日以内
・18歳以上
・妊婦または妊娠している可能性がない

部分条件(次のいずれかの重症化リスク因子を有する)
・61歳以上
・活動性の癌(免疫抑制または高い死亡率を伴わない癌は除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満(≧BMI30)
・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患または心筋症)
・糖尿病
・ダウン症
・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症など)
・コントロール不良のHIV感染症及びAIDS
・肝硬変等の重度の肝臓疾患
・臓器移植後、骨髄移植後、幹細胞移植後など

処方の流れ

新型コロナウイルス感染症陽性の方で、上記の基本基準を全て満たし、重症化リスクを有する方は、医師の判断のもとラゲブリオの適応となります。本薬剤は特例承認を経た新規の薬剤であり、同意書が必要となります。医師からの説明を受け、メリット・デメリットをご理解され同意された患者様に処方いたします。

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