「薬」と「リハビリ」を、同じ場所で。

パーキンソン病は非常に多い疾患です。脳内のドパミン神経細胞が徐々に減少していくことで、手足の震え(振戦)動きが遅くなる(無動・寡動)筋肉のこわばり(固縮)姿勢反射障害(転びやすくなる)などの症状が現れる進行性の神経疾患です。症状の進行とともに、薬物療法の調整と、運動機能を維持するためのリハビリテーションの両方が重要になります。

当院は金曜神経内科外来院内リハビリテーション・デイケアを併設しているため、「薬の調整」と「リハビリ」をひとつの場所で継続できることが大きな強みです。

こんな症状はご相談ください

  • 片方の手がふるえる(特に安静時)
  • 動作がゆっくりになった、歩き方が変わってきた
  • 歩幅が狭く、すり足になってきた
  • 表情が乏しくなった、声が小さくなった
  • 字が小さくなった
  • 寝返りがうちにくい、体のこわばりを感じる
  • よく転ぶようになった
  • 夢で大声を出す、手足を動かす(レム睡眠行動障害)
  • 匂いがわかりにくい、便秘がひどくなった

当院での診療の進め方

  1. 問診・神経学的診察:症状の発症時期、進行速度、薬剤性パーキンソニズム(向精神薬・制吐薬など)の関与、ご家族の神経疾患の既往を確認
  2. 画像検査:院内CTで脳の器質的異常を評価。必要に応じて連携施設でMRI、MIBG心筋シンチグラフィ、ドパミントランスポーターシンチ(DATスキャン)を実施し、本態性パーキンソン病と類縁疾患を鑑別
  3. 血液検査:甲状腺機能、銅代謝(若年発症の場合)など関連検査

当院で対応可能な治療

薬物療法

  • レボドパ製剤(ドパコール®、マドパー®等)の導入・調整
  • ドパミンアゴニスト(プラミペキソール、ロピニロール、ロチゴチン貼付剤など)
  • MAO-B阻害薬(セレギリン、ラサギリン、サフィナミド)
  • COMT阻害薬アマンタジン抗コリン薬など併用薬の調整
  • アデノシンA2A受容体拮抗薬(ノウリアスト®)
  • ウェアリングオフ・オンオフ現象への対応(服薬タイミング、貼付剤導入、レスキュー薬の工夫)
  • 非運動症状への対応:便秘、起立性低血圧、睡眠障害、うつ症状、幻覚・妄想(進行期)

リハビリテーション併用

当院では、外来リハビリテーションとデイケアリハビリテーションを併設しており、パーキンソン病の患者さんに対して以下を組み合わせて行います。

  • 姿勢保持・歩行訓練
  • 発声・嚥下機能訓練
  • ストレッチ・筋力維持
  • 転倒予防のバランス訓練
  • ADL(日常生活動作)維持のためのプログラム
「薬を調整した次の週にリハビリで効果を確認」というように、薬物療法とリハビリを密接に連携させながら、きめ細かく治療を進められることが、当院の大きな特徴です。

進行期・デバイス補助療法

L-ドパの内服だけでは症状コントロールが難しくなった場合、以下の治療が検討されます。当院では適応判断を行い、必要な手技は連携施設(愛媛大学病院等)で実施する形となります。

  • レボドパ・カルビドパ持続経腸療法(LCIG)
  • アポモルヒネ持続皮下注療法
  • 脳深部刺激療法(DBS)

長期フォローと生活サポート

進行に応じて、介護保険の利用、デイケアの活用、訪問リハビリ等の導入もご相談いただけます。医療・介護・福祉を総合的にコーディネートします。

受診のご案内

パーキンソン病・パーキンソン症候群のご相談は、毎週金曜日の神経内科外来へ。予約は不要です。他院で治療中の方は、診療情報提供書・これまでの検査結果をご持参ください。

TEL:089-964-7787(代表)
〒791-0211 愛媛県東温市志津川89-3/駐車場10台完備