東温市で、脳神経内科診療を続ける理由
池川内科・神経内科をご覧いただき、ありがとうございます。院長・理事長の池川眞一です。
私が脳神経内科を志したのは、大学院時代の研究と、その後の大学病院・大規模病院での臨床経験のなかでした。多発性硬化症や重症筋無力症、急性期の脳梗塞、てんかん、認知症、パーキンソン病、末梢神経障害、筋炎・筋疾患(遺伝性を含む)──脳神経内科の診療は、症状の一つひとつから病気を丁寧に読み解いていく、いわば「内科のなかでも特にじっくり向き合う診療科」だと感じてきました。だからこそ、診察に時間をかけ、ご本人とご家族の話をきちんと聞くことが、治療の出発点になると考えています。
1997年に東温市でこの診療所を開設して以来、私たちは地域のかかりつけ医として、日々の健康管理から脳神経内科領域の専門診療までを担ってきました。しかし、脳神経内科の治療は近年、大きく進歩しています。認知症に対する抗アミロイドβ抗体薬、重症筋無力症の分子標的薬、多発性硬化症の疾患修飾薬、片頭痛のCGRP関連抗体薬など、数年前までは大学病院でしか受けられなかった治療が、保険診療のなかで現実の選択肢になりました。
この進歩を、東温市にお住まいの皆さまにも届けたい。遠方の大学病院まで何時間もかけて通い続けることなく、通い慣れた地域で、大学病院と同じ水準の脳神経内科診療を受け続けていただきたい。こうした思いから、2026年4月より、産業医科大学病院 脳神経内科で助教を務める池川眞之が、毎週金曜日に当院で脳神経内科専門外来を担当することとなりました。東温市の脳神経内科診療の力を、さらに一歩前へ進めてまいります。
そして、年齢を重ねられた方にとって、神経の不調は「生活の質」に直結する問題です。認知症、パーキンソン病、脳卒中後の生活機能──高齢者の医療は、病気を治すだけでは完結しません。医療・リハビリ・介護・生活、そのすべてに寄り添いながら、最後まで地域で安心して暮らしていただけるよう、医療法人さくら会として努めてまいります。
これからも、皆さまのご信頼にお応えできるよう、一層精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
医療法人さくら会 池川内科・神経内科
理事長・院長
池川 眞一