大人のてんかんを、地域で長くフォローします

てんかんは「子どもの病気」と思われがちですが、実際には高齢者の発症も多く、成人・高齢者のてんかんは近年増加しています。脳卒中後、頭部外傷後、認知症に伴うてんかんなど、背景疾患がある場合もあります。当院の金曜神経内科外来では、成人てんかんの診断・治療・長期フォローに対応します。

「発作」の見逃しに注意

てんかんの発作には、全身がけいれんする典型的なもの以外にも、様々なタイプがあります。

  • 意識がぼんやりする(数秒〜1分、周囲に気づかれないことも)
  • 同じ動作を繰り返す(口をもぐもぐ、手をさする)
  • 一時的に話しかけても反応しない
  • 手足がピクッとする
  • 急に倒れる、失神のように見える

高齢者では「もの忘れが急に悪化した」「急に意識がもうろうとした」ように見える発作もあり、認知症との鑑別が重要です。一度でも「おかしな発作」があった場合、早めにご相談ください。

当院での診療の進め方

  1. 詳細な問診:発作の目撃情報(ご家族からの情報が極めて重要)、発症年齢、基礎疾患(脳卒中、頭部外傷、認知症など)、服用中の薬、家族歴などを伺います。可能であれば発作の様子をスマートフォンで動画撮影してご持参ください。診断の精度が大きく上がります。
  2. 神経学的診察
  3. 脳波検査:院内では実施していないため、必要と判断した場合は愛媛大学病院など連携施設でご予約のうえ実施します。
  4. 画像検査:院内CTで脳の器質的異常を確認。詳細評価が必要な場合はMRIを連携施設で実施。
  5. 血液検査:電解質異常、低血糖、肝腎機能、アルコール、代謝性疾患の除外。

当院で対応可能な治療

  • 抗てんかん薬の処方・調整:ラモトリギン、レベチラセタム、ラコサミド、ペランパネル、バルプロ酸、カルバマゼピンなど、発作型・患者背景に応じた選択と調整
  • 血中濃度モニタリング:必要薬剤について
  • 併用薬・副作用への配慮:高齢者では他疾患の薬剤との相互作用に注意が必要です
  • 運転免許・就労に関する指導:法令に基づいた説明と、主治医意見書の作成
  • 発作時の対応指導:ご家族・同僚への対応方法の説明
  • 難治例・外科治療の検討:専門施設への紹介

受診のご案内

てんかんのご相談は、毎週金曜日の神経内科外来へ。予約は不要です。発作の様子を記録したメモや動画、これまでの検査結果(脳波の記録、MRIの画像CDなど)があればご持参ください。ご家族の同席を強くお勧めします

TEL:089-964-7787(代表)
〒791-0211 愛媛県東温市志津川89-3/駐車場10台完備