「筋肉の病気」を、大学病院と同じ水準で
「手足の力が入らない」「階段がのぼりにくい」「筋肉が痩せてきた」「採血のCK(クレアチンキナーゼ)が高いと言われた」──こうした症状の背景には、筋肉そのものの病気(筋疾患・ミオパチー)があることがあります。筋疾患には、炎症によるもの(筋炎)、代謝の異常、遺伝性のもの(筋ジストロフィーなど)、内分泌や薬剤によるものなど、多くの種類があります。
当院の金曜神経内科外来では、神経内科専門医が筋疾患の鑑別診断を行い、必要な治療と長期フォローを提供します。
当院の金曜神経内科外来では、神経内科専門医が筋疾患の鑑別診断を行い、必要な治療と長期フォローを提供します。
こんな症状はご相談ください
- 階段を上るのがつらい、太ももの力が入らない
- 手を上げ続けるのが難しい、洗濯物を干すのがつらい
- 筋肉が痩せてきた
- 採血でCK(クレアチンキナーゼ)の高値を指摘された
- 筋肉が痛い、こわばる
- 家族に筋肉の病気の方がいる
- ステロイド、スタチン製剤など薬の開始後に筋力低下が出た
当院での診療の進め方
- 問診:発症時期、進行速度、左右差、疲労による悪化の有無(重症筋無力症との鑑別)、家族歴、薬剤歴、基礎疾患(甲状腺機能、膠原病など)を詳細に確認
- 神経学的診察:筋力評価(MMT)、筋萎縮の分布、腱反射、感覚、深部反射を評価
- 血液検査:CK、アルドラーゼ、ミオグロビン、自己抗体(抗Jo-1抗体、抗ARS抗体、抗HMGCR抗体、抗SRP抗体など)、甲状腺機能など(一部当院で実施できない項目もあります)。
- 特殊検査:筋電図、筋生検、遺伝子検査などは愛媛大学病院等の連携施設で実施。筋MRIも必要に応じて実施。
- 画像検査:悪性腫瘍合併の除外(皮膚筋炎では必須)が必要な場合、連携施設での全身CT等
主な筋疾患と当院での対応
炎症性筋疾患(筋炎)
- 多発筋炎/皮膚筋炎:免疫の異常により筋肉に炎症が起こる病気。ステロイド療法、免疫抑制薬、免疫グロブリン大量療法(IVIg)、リツキシマブなど
- 封入体筋炎:高齢発症、治療抵抗性のことが多い。診断と生活指導が中心
- 免疫介在性壊死性ミオパチー:抗HMGCR抗体・抗SRP抗体など自己抗体検査での診断(当院でできないわけではありませんが、通常は大学病院で検査します)、ステロイド・免疫抑制薬など
- ANCA関連血管炎に伴う筋炎など、膠原病科との連携が必要な症例も対応
代謝性・内分泌性ミオパチー
- 甲状腺機能障害に伴う筋症(甲状腺機能低下症、甲状腺中毒性ミオパチー)
- ステロイドミオパチー:治療薬による医原性筋症
- スタチンによるミオパチー:原因薬の中止と代替治療の検討
筋ジストロフィー(遺伝性筋疾患)
- デュシェンヌ型、ベッカー型、筋強直性ジストロフィー、肢帯型筋ジストロフィーなど:診断(遺伝子検査は連携施設)、長期管理、合併症(心疾患、呼吸機能障害、内分泌異常)のフォロー
- 特異的治療薬(エクソンスキッピング薬等)が使用可能な疾患については、専門施設と連携
その他(筋疾患ではありません)
- ALS(筋萎縮性側索硬化症):診断・告知・長期フォロー、リルゾール・エダラボンの導入、呼吸・嚥下評価、専門施設との連携
- 脊髄性筋萎縮症(SMA):診断と最新治療(ヌシネルセン、リスジプラム等)の検討は連携施設
リハビリテーション併用
筋疾患では「適切な運動」と「過度の運動を避けること」のバランスが重要です。当院のリハビリ科で、疾患ごとに最適な運動プログラムを調整します。
受診のご案内
筋疾患のご相談は、毎週金曜日の神経内科外来へ。予約は不要です。これまでの検査結果(特に血液検査のCK値推移、筋生検・遺伝子検査の結果、筋MRIなど)があればご持参ください。
TEL:089-964-7787(代表)
〒791-0211 愛媛県東温市志津川89-3/駐車場10台完備
〒791-0211 愛媛県東温市志津川89-3/駐車場10台完備