ウゴービの量の進め方
始める量と増やす間隔
承認されている使い方について
ウゴービは、国内では肥満症の治療薬として承認されています。添付文書では、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかがあり、食事療法や運動療法を行っても十分な効果が得られず、BMIなどの条件にあてはまる方が対象とされています。自由診療で使う場合の扱いについては、このページの下にある、ウゴービについての説明もご覧ください。
0.25mgから始めて、4週間ごとに増やします
添付文書では、成人には0.25mgから始めて週1回注射し、その後は4週間の間隔で、0.5mg、1.0mg、1.7mg、2.4mgの順に増やすとされています。2.4mgまで増えた後は、2.4mgを週1回注射します。
- はじめの4週間は0.25mgを週1回
- 次の4週間は0.5mgを週1回
- その次の4週間は1.0mgを週1回
- その次の4週間は1.7mgを週1回
- その後は2.4mgを週1回
また、体の状態に応じて量を減らすことがあると書かれています。量は医師が決めますので、処方されたとおりに注射してください。
週1回、同じ曜日に注射します
ウゴービは週に1回注射するお薬で、同じ曜日に注射することとされています。注射する曜日を変える必要があるときは、前回の注射から少なくとも3日間(72時間)以上あけます。
打ち忘れたときは、次に打つ予定の日まで2日間(48時間)以上あれば、気づいた時点ですぐに注射し、その後は決めておいた曜日に注射します。2日間(48時間)より短いときは、その回は注射せず、次の決めておいた曜日に注射します。
増やす途中で胃腸の症状がつらいとき
吐き気、下痢、嘔吐、便秘、胃のもたれ、げっぷ、腹痛、おなかの張りは、比較的よくみられる副作用として添付文書に記載されています。食欲が落ちることや、頭痛もあります。
胃腸の症状などで続けるのがつらい場合は、量を減らすことや、量を増やすのを先に延ばすことを検討するとされています。予定の日が来ても、つらいまま次の量に進まずに、医師にご相談ください。
下痢や嘔吐が続くと、体の水分が不足し(脱水)、腎臓の働きが急に悪くなることがあります。水分がとれないほどの症状があるときも、早めにご連絡ください。
- 嘔吐を伴う、激しい腹痛が続く(急性膵炎のおそれ)。添付文書では、このような症状が出たら使うのをやめて、すぐに医師の診察を受けることとされています。
- ひどい便秘、おなかの張り、続く腹痛、嘔吐がある(腸閉塞のおそれ)。
続けている間に確かめること
添付文書では、ウゴービを使っている間も食事療法と運動療法を続けることとされています。定期的に体重、血糖、血圧、脂質などを確かめ、3~4か月使っても良くなる傾向がみられない場合には、使うのをやめることとされています。
ウゴービと同じ成分(セマグルチド)を含むほかのお薬や、ほかのGLP-1受容体作動薬とは一緒に使いません。糖尿病のお薬を使っている方は、血糖が下がりすぎる(低血糖)ことがありますので、診察のときにお伝えください。
2か月以内に妊娠を予定している女性は、使うのをやめることとされています。妊娠中の方、妊娠している可能性のある方は使えません。
お薬をやめたり、量や飲む時間を変えたりするときは、自己判断ではなく、処方を受けている医師や薬剤師にご相談ください。
Q. 吐き気が強くても、予定どおり次の量に増やさなければいけませんか?
A. 添付文書では、胃腸の症状などで続けるのがつらい場合は、量を減らすことや、増やすのを先に延ばすことを検討するとされています。自己判断で量を変えずに、医師にご相談ください。
Q. 注射する曜日を変えたいときはどうすればよいですか?
A. 前回の注射から少なくとも3日間(72時間)以上あけてから、新しい曜日に注射します。
ウゴービについて[医療広告ガイドライン]
国内での承認状況
ウゴービ皮下注(一般名:セマグルチド)は、肥満症の治療薬として国内で承認されています。ただし保険診療として処方するには最適使用推進ガイドラインに基づく施設基準と患者要件があり、当院はこの施設基準を満たしていないため、保険診療としての処方および紹介はできません。自費診療としての処方を行っています。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。
諸外国における安全性等に係る情報
同一成分の注射製剤がアメリカ食品医薬品局(FDA)ならびに本邦で肥満症治療薬として承認されていますが、諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
主な副作用・禁忌
吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛などの消化器症状が最も多く報告されています。体が薬に慣れるまで症状が出ることがあるため、用量は少しずつ増やします。
急性膵炎が報告されています。持続する激しい腹痛や背中の痛み、嘔吐があれば直ちに受診してください。胆嚢炎・胆石症が現れることもあります。
低血糖は、インスリンやスルホニル尿素薬など他の糖尿病薬と併用したときに起こりやすくなります。注射部位の発赤・かゆみが出ることがあります。
禁忌(セマグルチド):本剤の成分に対する過敏症の既往歴、糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡または前昏睡・1型糖尿病、重症感染症・手術等の緊急の場合。妊娠中・妊娠している可能性のある方・授乳中の方は使用できません。
これらがすべてではありません。詳細はPMDA の添付文書検索をご確認ください。
医薬品副作用被害救済制度について
自費診療でお渡しするお薬は、万が一重篤な副作用が出た場合に国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
出典:ウゴービ皮下注MD 添付文書(2026年6月改訂、PMDA 医療用医薬品情報)。
受診をご検討の方へ
池川内科・神経内科(愛媛県東温市)では、自由診療の肥満症治療をオンライン診療で全国に対応しています。飲んでいる薬や持病も、診察で確認します。