TEL 089-964-7787 / 診療時間:午前 9:00–12:30 / 午後 14:00–18:00(木曜午後・土曜午後・日祝 休診)

カテゴリー:自費診療 | 公開:2026-10-27 | 監修:池川 眞之

糖尿病網膜症と
ウゴービ・リベルサス

添付文書にある目の注意

ウゴービ(注射)とリベルサス(飲み薬)は、どちらもセマグルチドという成分を含むお薬です。2つの添付文書には、糖尿病網膜症(糖尿病による目の網膜の病気)についての注意が書かれています。糖尿病網膜症がある方や、網膜症と言われたことがある方に知っておいていただきたい内容を、添付文書の記載にもとづいてまとめました。

この記事で扱うお薬

ウゴービは、国内では肥満症などの治療薬として承認されています。肥満症では、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかがあり、食事療法や運動療法を行っても十分な効果が得られないなどの条件にあてはまる方が対象です。

リベルサスの国内での承認は2型糖尿病の治療であり、肥満の治療を目的とした使用は適応外使用(自由診療)です。

2つのお薬は同じ成分(セマグルチド)を含むため、一緒に使うことはしません。

添付文書に書かれている網膜症の注意

ウゴービとリベルサスの添付文書には、どちらも、血糖が急に良くなることに伴って、糖尿病網膜症があらわれたり悪くなったりすることがあるので注意すること、と書かれています。それまで目立たなかった網膜症が表に出てくることも、すでにある網膜症が悪くなることも含まれます。

また、2つの添付文書のその他の副作用の一覧には、目の副作用として糖尿病網膜症が挙げられています。

ウゴービの添付文書に載っている肥満症の国際共同の臨床試験では、2型糖尿病の方のうち、網膜症や黄斑症の状態が不安定になるおそれがあると判断された方は、対象から外されていました。

網膜症がある方、言われたことがある方へ

糖尿病網膜症がある方や、目の治療を受けている方、受けたことがある方は、お薬を始める前に医師にお伝えください。使えるかどうかや使い方は、医師が判断します。

使っている間に、見え方がいつもと違うと感じたときは、自己判断で様子をみずに、早めに医師にご相談ください。

2型糖尿病がある方の注意

ウゴービには血糖を下げる働きがありますが、インスリンの代わりになるお薬ではありません。2型糖尿病がある方では、インスリンが欠かせない状態かどうかを確かめたうえで、使えるかどうかを判断します。

ほかの糖尿病のお薬と一緒に使うと、血糖が下がりすぎる(低血糖)ことがあります。特にインスリン製剤やスルホニルウレア剤と一緒に使うときは、低血糖のおそれが高まるとされています。

すぐに連絡してほしい症状

  • 力が抜ける感じ、だるさ、強い空腹感、冷や汗、顔色が悪い、動悸、手のふるえ、頭痛、めまい、吐き気、見え方の異常などがある(低血糖のおそれ)。糖分を含む食べ物をとってください。α-グルコシダーゼ阻害剤を一緒に使っている方は、ブドウ糖をとります。

見え方の異常は、低血糖の症状の一つとしても添付文書に書かれています。目の症状に気づいたときは、低血糖の症状がほかにないかもあわせて確かめ、医師にご連絡ください。

お薬をやめたり、量や飲む時間を変えたりするときは、自己判断ではなく、処方を受けている医師や薬剤師にご相談ください。

Q. 糖尿病網膜症があると、使えないのですか?
A. 2つの添付文書では、糖尿病網膜症がある方は使ってはいけない方(禁忌)には挙げられていません。ただし、血糖が急に良くなることで網膜症があらわれたり悪くなったりすることがあるので注意すること、と書かれています。使えるかどうかは医師が判断しますので、診察のときにお伝えください。

Q. 使っている間に、見え方がおかしいと感じたらどうすればよいですか?
A. 見え方の異常は、糖尿病網膜症に関わる注意のほか、低血糖の症状としても添付文書に書かれています。自己判断で様子をみずに、早めに医師にご相談ください。

ウゴービについて[医療広告ガイドライン]

国内での承認状況
ウゴービ皮下注(一般名:セマグルチド)は、肥満症の治療薬として国内で承認されています。ただし保険診療として処方するには最適使用推進ガイドラインに基づく施設基準と患者要件があり、当院はこの施設基準を満たしていないため、保険診療としての処方および紹介はできません。自費診療としての処方を行っています。

入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。

諸外国における安全性等に係る情報
同一成分の注射製剤がアメリカ食品医薬品局(FDA)ならびに本邦で肥満症治療薬として承認されていますが、諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

主な副作用・禁忌
吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛などの消化器症状が最も多く報告されています。体が薬に慣れるまで症状が出ることがあるため、用量は少しずつ増やします。
急性膵炎が報告されています。持続する激しい腹痛や背中の痛み、嘔吐があれば直ちに受診してください。胆嚢炎・胆石症が現れることもあります。
低血糖は、インスリンやスルホニル尿素薬など他の糖尿病薬と併用したときに起こりやすくなります。注射部位の発赤・かゆみが出ることがあります。
禁忌(セマグルチド):本剤の成分に対する過敏症の既往歴、糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡または前昏睡・1型糖尿病、重症感染症・手術等の緊急の場合。妊娠中・妊娠している可能性のある方・授乳中の方は使用できません。
これらがすべてではありません。詳細はPMDA の添付文書検索をご確認ください。

医薬品副作用被害救済制度について
自費診療でお渡しするお薬は、万が一重篤な副作用が出た場合に国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

リベルサス錠について[医療広告ガイドライン]

未承認医薬品等(適応外使用)
リベルサス(一般名:セマグルチド)は、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内では承認されていません。2型糖尿病以外の治療目的に使用する場合は、適応外使用となります。

入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。

国内承認医薬品等の有無
リベルサス錠と同成分(セマグルチド)の注射製剤が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。(最適使用推進ガイドラインの施設基準を満たしていないため、当院では保険診療としての処方および紹介はできません。自費診療としての処方は行っています)

諸外国における安全性等に係る情報
同一成分の注射製剤がアメリカ食品医薬品局(FDA)ならびに本邦で肥満症治療薬として承認されていますが、諸外国でも本剤の美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

主な副作用・禁忌
吐き気・腹痛・便秘・下痢などの消化器症状が起こることがあり、胃腸に負担がかかる場合があります。体が薬に慣れるまで症状が出ることがあるため、用量は少しずつ増やします。
禁忌(セマグルチド):本剤の成分に対する過敏症の既往歴、糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡または前昏睡・1型糖尿病、重症感染症・手術等の緊急の場合。
これらがすべてではありません。詳細はPMDA の添付文書検索をご確認ください。

医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

出典:ウゴービ皮下注MD 添付文書(2026年6月改訂)、リベルサス錠 添付文書(2026年5月改訂)(PMDA 医療用医薬品情報)。

受診をご検討の方へ

池川内科・神経内科(愛媛県東温市)では、自由診療の肥満症治療をオンライン診療で全国に対応しています。飲んでいる薬や持病も、診察で確認します。

オンライン診療のご案内 | オンラインで予約する

📱 オンライン予約はこちら 24時間受付/全国対応