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カテゴリー:自費診療 | 公開:2026-10-15 | 監修:池川 眞之

メトホルミンを
飲んでいる方へ

体調不良の日・お酒・造影剤検査の注意

メトホルミンは、長く使われている血糖を下げる飲み薬です。添付文書では、まれに重い乳酸アシドーシスが起きることがあると警告されています。安全に使うために知っておいていただきたい点をまとめます。

体調をくずした日(シックデイ)

添付文書では、熱がある、下痢や嘔吐がある、食事がとれないといった体調の悪いときは、脱水が心配されるため、いったん飲むのをやめて医師に相談するよう書かれています。当院にご連絡ください。

お酒の飲みすぎを避ける

お酒の飲みすぎは、乳酸アシドーシスを起こしやすくします。添付文書では、過度の飲酒を避けるよう書かれています。

造影剤を使う検査の前後

ヨード造影剤を使う検査(造影剤を使うCTなど)の前は、いったん飲むのをやめます。検査のあと48時間は、飲み始めないでください。検査を受ける医療機関に、メトホルミンを飲んでいることを伝えてください。

すぐに受診してほしい症状

吐き気や下痢などの胃腸の症状、強いだるさ、筋肉の痛み、呼吸が速く荒くなる、といった症状は乳酸アシドーシスのことがあります。すぐに医療機関を受診してください。

脱水になりやすい薬と一緒に使う方へ

利尿薬や、ダパグリフロジンなどのSGLT2阻害薬と一緒に使うときは、特に脱水に注意するよう添付文書に書かれています。水分をこまめにとってください。

腎臓・肝臓の検査

腎臓や肝臓の働きによっては、使えないことや量を減らすことがあります。添付文書では、始める前と飲んでいる間に、定期的に腎臓や肝臓の働きを確かめることとされています。とくに75歳以上の方は、使うかどうかを慎重に判断します。

メトホルミンの国内での承認は2型糖尿病の治療であり、肥満の治療を目的とした使用は適応外使用(自由診療)です。

Q. 健康診断で腎臓の数値を指摘されました。
A. 腎臓の働きによっては、使えないことや量を減らすことがあります。結果をお知らせください。

Q. 造影剤を使うかどうか分かりません。
A. 検査を受ける医療機関に、メトホルミンを飲んでいることを伝えて確かめてください。止めるかどうかと再開の時期は、その指示に従ってください。

メトホルミンについて[医療広告ガイドライン]

未承認医薬品等(適応外使用)
メトホルミンは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内では承認されていません。2型糖尿病以外の治療目的に使用する場合は、適応外使用となります。

入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れています。

国内承認医薬品等の有無
メトホルミンと同成分で肥満症の承認を得ている医薬品は国内には存在しません。

諸外国における安全性等に係る情報
諸外国でも美容・痩身・ダイエット等を目的とした使用は承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

主な副作用・禁忌
乳酸アシドーシスは頻度は低いものの重篤な副作用です。倦怠感・筋肉痛・腹痛・吐き気や嘔吐・下痢・過呼吸・傾眠があれば直ちに受診してください。
消化器症状(下痢・吐き気・嘔吐・腹痛・食欲不振)が最も多く見られます。長期の使用でビタミンB12の吸収が低下することがあります。他の糖尿病薬との併用で低血糖が起こることがあります。
禁忌:重度の腎機能障害(透析中を含む)、重度の肝機能障害、脱水、過度のアルコール摂取、重症感染症・手術前後・重篤な外傷、心血管・肺機能障害など低酸素血症を伴う状態、本剤の成分に対する過敏症。妊娠中または妊娠している可能性のある方は使用できません。
ヨード造影剤を用いる検査の前後は休薬が必要です。検査の予定がある場合は必ずお申し出ください。
これらがすべてではありません。詳細はPMDA の添付文書検索をご確認ください。

医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

出典:メトホルミン塩酸塩錠 添付文書(PMDA 医療用医薬品情報)。

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