レボドパを飲んでいる方へ
急にやめない理由と眠気・運転
飲み方の基本
このお薬を初めて飲む方は、少ない量から始め、様子を見ながら毎日または1日おきに少しずつ増やして、その方に合った量を決めていきます。量は症状に応じて医師が調整しますので、処方されたとおりに飲んでください。
錠剤は包装のシートから取り出して飲んでください。シートごと飲み込むと、食道を傷つけるおそれがあります。
また、たんぱく質の多い食事によってレボドパの吸収が低下するとの報告があることも、添付文書に記載されています。食事のことで気になる点があれば、医師にご相談ください。
自己判断で急にやめない
飲む量を急に減らしたり、急にやめたりすると、高い熱、意識がぼんやりする、筋肉が強くこわばる、体が勝手に動く、ショック状態などの症状(悪性症候群)があらわれることがあります。添付文書では、重い副作用の一つとして書かれています。
調子が良いときも、自己判断で量を減らしたりやめたりしないでください。量を変えるときは、医師と相談して決めます。
眠気と自動車の運転
前触れなく急に眠り込んでしまうこと(突発的睡眠)や、眠気、目のピントが合いにくくなること、注意力・集中力・反射機能などの低下が起こることがあります。添付文書では、このお薬を飲んでいる間は、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をしないよう注意することとされています。運転をされている方は、診察のときにお伝えください。
このほか、吐き気、食欲がなくなる、めまい、眠れない、立ち上がったときに血圧が下がる(起立性低血圧)といった副作用も記載されています。
気持ちや行動の変化に気づいたら
レボドパやドパミン受容体作動薬と呼ばれるお薬を飲んでいる方で、生活に支障が出てもギャンブルを繰り返してしまう、性欲が強くなる、買い物を抑えられなくなる、食べすぎるといった、衝動を抑えにくくなる変化(衝動制御障害)が報告されています。また、必要な量を超えてお薬を求めてしまう状態(ドパミン調節障害症候群)も報告されています。
実際にないものが見える(幻覚)、事実でないことを思い込む(妄想)、混乱する、気分が落ち込むといった症状も、重い副作用として書かれています。添付文書では、こうした症状についてご本人とご家族に説明することとされています。ご本人やご家族がこうした変化に気づいたときは、早めに主治医にご相談ください。
唾液や尿、汗の色が変わることがある
副作用の欄には、唾液、尿、汗の色が黒っぽく変わることがあると書かれています。痰や口の中の粘膜、便の色が黒っぽく変わることも記載されています。気になるときは、医師や薬剤師にご相談ください。
すぐに連絡してほしい症状
- 高い熱、意識がぼんやりする、筋肉が強くこわばるといった症状が出た(悪性症候群のおそれ)。
- 目のかすみ、目の痛み、目の充血、頭痛、吐き気がある(閉塞隅角緑内障という目の病気のおそれ)。
- 前触れなく急に眠り込んでしまうことがあった。
こうした症状に気づいたときは、すぐに医師にご連絡ください。また、血液の中の赤血球が壊れる貧血(溶血性貧血)や、血小板が減ることがあるため、定期的に血液検査を行うこととされています。
使えない方、伝えてほしいこと
閉塞隅角緑内障の方と、このお薬の成分で過敏症を起こしたことがある方には使わないこととされています。
次の病気がある方は、症状が悪くなるおそれなどがあるため、注意して使うこととされています。
- 胃潰瘍や十二指腸潰瘍がある方、またはこれまでにかかったことがある方
- 糖尿病の方(血糖値が上がり、インスリンの必要な量が増えたとの報告があります)
- 重い心臓や肺の病気、気管支ぜんそく、ホルモン(内分泌)の病気がある方
- 慢性開放隅角緑内障の方
- 自殺したい気持ちなど、心の症状がある方
鉄剤、血圧を下げるお薬、一部の精神科のお薬、ほかのパーキンソン病のお薬などは、一緒に使うと、このお薬の効き目が弱くなったり、血圧が下がりやすくなったり、心の症状などの副作用が強くなったりすることがあります。ほかに飲んでいるお薬は、診察のときにすべてお伝えください。
妊娠中の方や妊娠している可能性のある方には、使わないことが望ましいとされています。授乳中の方は、治療の利点と母乳で育てる利点の両方を考えて、授乳を続けるかどうかを相談します。このお薬によって母乳の出が抑えられるおそれがあることも記載されています。
お薬をやめたり、量や飲む時間を変えたりするときは、自己判断ではなく、処方を受けている医師や薬剤師にご相談ください。
Q. 調子が良いので、薬を減らしたりやめたりしてもよいですか?
A. 急に減らしたりやめたりすると、高い熱、意識がぼんやりする、筋肉が強くこわばるなどの症状(悪性症候群)があらわれることがあります。量を変えるときは、医師と相談して決めます。
Q. 飲んでいる間、車を運転してもよいですか?
A. 前触れなく急に眠り込むことや、眠気、注意力の低下が起こることがあるため、添付文書では、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をしないよう注意することとされています。運転をされている方は、診察のときにお伝えください。
Q. 尿や汗の色が黒っぽくなりました。
A. このお薬の副作用として、唾液、尿、汗の色が黒っぽく変わることが添付文書に書かれています。気になるときや、ほかの症状もあるときは、医師や薬剤師にご相談ください。
出典:メネシット配合錠100/250 添付文書(2024年2月改訂、PMDA 医療用医薬品情報)。
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